Shopifyを活用したヘッドレスECサイトの概要

Shopify Storefront APIをバックエンドに、Next.jsでフロントエンドを自由に構築する構成

ShopifyStorefront APIHeadlessNext.jsGraphQL
読了時間: 5分

このプロジェクトについて

ECサイトを運営していると、「デザインをもっと自由にしたい」「表示をもっと速くしたい」と思う場面が出てきます。ただ、Shopifyのテーマをカスタマイズするだけでは手が届かない部分があり、かといって決済や在庫管理を自前で作り直すのは現実的ではありません。

その両方に応える構成が、ヘッドレスコマースです。Shopifyには商品データ・在庫・決済といった「裏側」の管理だけを任せ、ユーザーが実際に見るWebサイトはNext.js(ネクストジェイエス。Webサイトを作るための土台になる仕組み)で別に作ります。裏側の安心感はそのままに、見た目と操作感は完全に自由。この分担が、ヘッドレスという言葉の中身です。

モーターサイクル用品を扱うECサイトでこの構成を実装し、表示速度の指標(Core Web Vitals)の改善と、ブランド独自のUI/UX、複数チャネルへの展開を実現しました。実装にあたっては、AIエージェント(AIによる開発支援)に指示を出しながら進めています。

詳しく知りたい方へ

ヘッドレスコマースについて3つの記事で詳しく解説しています。初めての方は、基本→効果→仕組みの順で読んでいただくと理解しやすいです。

構成図

Shopify (裏側 = データと決済の管理)
Storefront API (GraphQL)

商品・コレクション・カート操作・チェックアウト・顧客認証

Admin API (REST/GraphQL)

注文管理・在庫更新・顧客管理・メタフィールド

同じデータを複数の売り場へ
Next.js Webサイト
Web
モバイルアプリ
アプリ
店頭端末 POS連携
店舗

図を一言でまとめると、「Shopifyが管理する1つの商品データを、Web・アプリ・店舗という複数の売り場に配る」構成です。

主な実績

  • 表示速度: Core Web Vitals(Googleが定める表示速度の指標)の大幅な改善
  • ユーザー体験: ページ遷移のスムーズ化とインタラクションの高速化
  • 運用効率: コンテンツ更新の柔軟性向上

使用技術

  • Shopify Storefront API (GraphQL)
  • Shopify Admin API (REST/GraphQL)
  • Next.js (App Router)
  • Vercel (ホスティング・Edge Network)
  • TypeScript