この記事について
Shopifyの顧客データには標準フィールド(氏名、メール、住所など)がありますが、日本のECサイトでは追加情報が必要になることが多いです。これらをShopifyのメタフィールド機能を使って管理する方法を解説します。
日本のECで必要な追加情報
標準フィールドでは足りない理由
Shopifyは海外製品のため、日本特有の顧客情報に対応していません。
メタフィールドとは
概念の説明
メタフィールドは、Shopifyの標準データに追加情報を付与できる機能です。顧客、商品、注文など、様々なオブジェクトに対して独自の情報を保存できます。
氏名(first_name, last_name)、メールアドレス(email)、電話番号(phone)、住所(addresses)
フリガナ(独自定義)、生年月日(独自定義)、性別(独自定義)、その他(自由に追加可能)
メタフィールドの構造
メタフィールドは「名前空間(namespace)」と「キー(key)」で整理します。
設計のポイント
名前空間の設計
名前空間は、関連する情報をグループ化するために使います。
データ型の選択
メタフィールドには適切なデータ型を設定します。
運用上のメリット
Shopify管理画面での確認
メタフィールドはShopify管理画面から確認・編集できます。
カスタマーサポートが管理画面ですべての情報を確認可能です。
APIでの取得・更新
GraphQL APIを使えば、メタフィールドの取得・更新も簡単です。
「顧客ID: 12345 の情報をください」
標準フィールド(first_name, last_name)+ メタフィールド(furigana, birth_date等)を返却
「顧客ID: 12345 の生年月日を更新」
Shopifyに保存完了
実装時の注意点
バリデーション
メタフィールドに保存する前に、データのバリデーションが必要です。
既存顧客のデータ移行
すでに運用中のシステムからデータを移行する場合、以下の手順が必要です。
既存システムから顧客データをエクスポート
Shopifyのメタフィールド形式に変換
変換後のデータを検証
少数のデータで動作確認
全データをShopifyに登録
この機能がもたらす効果
運営側にとって
- 追加データベースの構築が不要
- Shopify管理画面で一元管理
- APIで自動連携が可能
開発面でのメリット
- 標準機能なので追加コストなし
- GraphQL APIで簡単に取得・更新
- 将来の拡張も容易