HubSpot × Google Sheets連携

スプレッドシートとHubSpotを連携し、データ管理を効率化する方法

HubSpotGoogle Sheetsスプレッドシートデータ連携
読了時間: 8分

この連携でできること

Google SheetsとHubSpotを連携すると、以下のようなことが自動でできるようになります。

  • Sheetsで管理しているリストを、HubSpotに自動インポート
  • HubSpotのコンタクト情報を、Sheetsに自動エクスポート
  • 両方のデータを常に同期して最新に保つ

「Sheetsでリストを作って、HubSpotにコピペして…」という手作業から解放されます。

よくある活用シーン

シーン1: 展示会で集めた名刺をHubSpotに登録

展示会やセミナーで集めた名刺情報を、まずSheetsに入力。その後、HubSpotに自動で取り込みます。

名刺登録フローの変化
BEFORE
従来の流れ

名刺 → Sheetsに入力 → HubSpotに手動で1件ずつ登録

AFTER
連携後の流れ

名刺 → Sheetsに入力 → 自動でHubSpotに登録

シーン2: HubSpotのデータをチームで共有

HubSpotのライセンスがないメンバーにも、最新の顧客情報を共有したい場合に便利です。

データ共有の流れ
HubSpotのコンタクト情報
Sheetsに自動出力
誰でも閲覧可能

シーン3: Sheetsで加工してからHubSpotに戻す

HubSpotのデータをSheetsに出力し、関数で計算や加工を行い、結果をHubSpotに書き戻すこともできます。

連携方法は3つ

Google SheetsとHubSpotを連携する方法は、3つあります。

方法1: HubSpot公式のSheets連携

HubSpotには、Google Sheetsとの公式連携機能があります。

メリット:

  • 設定が簡単(数クリックで完了)
  • HubSpotの管理画面から操作できる
  • 追加費用なし

できること:

  • HubSpotのデータをSheetsにエクスポート
  • 定期的な自動エクスポート

制限:

  • Sheets → HubSpotの方向は手動インポートが必要
  • リアルタイム同期は不可

方法2: Zapierを使う

Zapierを使えば、双方向の自動連携が可能です。

メリット:

  • 双方向の同期が可能
  • トリガー(きっかけ)を細かく設定できる
  • ノーコードで設定可能

できること:

  • Sheetsに行が追加されたら、HubSpotにコンタクト作成
  • HubSpotでコンタクトが更新されたら、Sheetsに反映
  • 条件を指定して、特定のデータだけを同期

制限:

  • 無料プランには制限あり(月100タスクまで)
  • リアルタイム性は数分のタイムラグあり

方法3: CData Connectを使う

大量データの同期や、より高度な連携が必要な場合に向いています。

メリット:

  • 大量データの処理に強い
  • SQLで柔軟にデータ操作
  • 安定した双方向同期

できること:

  • 数万件単位のデータ同期
  • 複雑な条件でのデータ抽出
  • 定期的な一括同期

制限:

  • 有料サービス
  • 初期設定がやや複雑

方法の選び方

HubSpotのデータをSheetsで見たい
おすすめの方法公式連携
Sheetsのリストを自動でHubSpotに登録したい
おすすめの方法Zapier
双方向でリアルタイム同期したい
おすすめの方法Zapier
数万件のデータを定期的に同期したい
おすすめの方法CData Connect

まずは公式連携かZapierで試してみて、物足りなければCData Connectを検討する流れがおすすめです。

公式連携の設定手順

最も手軽な公式連携の設定方法を紹介します。

ステップ1: 連携を有効化

  1. HubSpotにログイン
  2. 設定 → 連携 → アプリマーケットプレイス
  3. 「Google Sheets」を検索してインストール
  4. Googleアカウントでログインして承認

ステップ2: データをエクスポート

  1. HubSpotでコンタクト一覧を開く
  2. エクスポートしたい条件でフィルター
  3. 「エクスポート」→「Google Sheets」を選択
  4. 出力先のスプレッドシートを選ぶ

ステップ3: 定期エクスポートを設定(任意)

毎週・毎月など、定期的にエクスポートするスケジュールを設定できます。

Zapierでの連携例

Zapierを使った代表的な連携パターンを紹介します。

パターン1: Sheets → HubSpot(新規追加)

Sheetsに新しい行が追加されたら、HubSpotにコンタクトを作成します。

Sheets → HubSpot 連携の流れ
トリガー: Google Sheetsに新しい行が追加されたとき

Sheetsでリストに新しい顧客情報が追加される

アクション: HubSpotにコンタクトを作成

メールアドレス → Email、会社名 → Company、電話番号 → Phone

パターン2: HubSpot → Sheets(変更通知)

HubSpotでコンタクトのステータスが変わったら、Sheetsに記録します。

HubSpot → Sheets 連携の流れ
トリガー: HubSpotでコンタクトのプロパティが更新されたとき

HubSpotで顧客情報に変更があった場合

アクション: Google Sheetsに行を追加

更新日時、コンタクト名、変更されたプロパティを記録

注意点とベストプラクティス

データの重複に注意

Sheetsから何度も同じデータをインポートすると、重複が発生します。

対策:

  • メールアドレスをキーにして、既存コンタクトは更新する設定に
  • インポート済みの行に「済」フラグを立てる

列の対応を確認

SheetsとHubSpotで、どの列がどのフィールドに対応するか、事前に決めておきましょう。

メールアドレス
HubSpotのプロパティEmail
会社名
HubSpotのプロパティCompany
電話番号
HubSpotのプロパティPhone
担当者名
HubSpotのプロパティContact owner

まずは少量でテスト

いきなり全データを連携するのではなく、まずは10件程度でテストすることをおすすめします。

まとめ

Google Sheets × HubSpot連携により、以下が実現します。

  • 手作業の削減: コピペ作業がなくなる
  • データの一貫性: 両方のデータが常に同期
  • 共有の効率化: HubSpotライセンスがない人ともデータ共有
  • 柔軟な加工: Sheetsの関数でデータを自由に加工

まずは公式連携から試して、必要に応じてZapierやCData Connectを検討してみてください。

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