はじめに
「変更したけど、いきなり本番に出すのは怖い」——そう感じるのは自然なことです。Vercelのプレビュー機能を使えば、本番環境に反映する前に実際の動作を確認できます。
この記事では、プレビュー環境での確認から、Pull Request(PR)を作成して本番にマージするまでの流れをご紹介します。
プレビュー環境とは
Vercelでは、mainブランチ以外にプッシュすると、自動的にプレビュー(ステージング)環境が作成されます。
| ブランチ | 環境 | URL例 |
|---|---|---|
| main | 本番(Production) | example.com |
| feature/new-page | プレビュー | xxx-feature-new-page.vercel.app |
| fix/typo | プレビュー | xxx-fix-typo.vercel.app |
プレビュー環境は、本番とは別のURLで公開されます。このURLで実際の表示や動作を確認できます。
確認から本番反映までの流れ
Claude Codeで変更後、作業ブランチにプッシュ
Vercelが自動生成したURLで表示を確認
ブランチに追加プッシュすると、プレビューも更新される
GitHub上でPull Requestを作成
PRをmainにマージ
自動的に本番環境が更新される
プレビューURLの確認方法
Vercelダッシュボードから
Vercelのダッシュボードにログインすると、デプロイの一覧が表示されます。各デプロイの横にある「Visit」ボタンでプレビューURLを開けます。
GitHub PRから
PRを作成すると、VercelのボットがコメントでプレビューURLを教えてくれます。これはチームで作業するときに特に便利です。
Claude Codeに聞く
「今のブランチのプレビューURLを教えて」と聞くと、Vercelのプロジェクト設定から推測して教えてくれることもあります。
Pull Request(PR)の作成
プレビューで問題がないことを確認したら、PRを作成します。
PRとは
Pull Requestは、「このブランチの変更をmainに取り込んでほしい」というリクエストです。変更内容を一覧で確認でき、コメントでやり取りすることもできます。
Claude CodeでPRを作成
Claude Codeに指示してPRを作成することもできます。
GitHubでPull Requestを作成してください。
タイトルは「会社概要ページの追加」で、
説明には変更内容の概要を書いてください。
Claude Codeがghコマンド(GitHub CLI)を使ってPRを作成してくれます。
GitHub WebサイトでPRを作成
GitHubのWebサイトからも作成できます。
- リポジトリページを開く
- 「Pull requests」タブを選択
- 「New pull request」ボタンをクリック
- ベースブランチ(main)と比較ブランチを選択
- 「Create pull request」ボタンをクリック
マージの実行
PRの内容に問題がなければ、マージを実行します。
GitHub Webサイトで
PRのページで「Merge pull request」ボタンをクリックするだけです。
Claude Codeで
「このPRをマージして」と指示すれば、Claude Codeが対応してくれます。
マージ後の動作
mainブランチにマージされると、Vercelが自動的に本番環境へデプロイを開始します。
feature/new-page
変更が統合される
本番環境へデプロイ
通常、数十秒〜数分で本番サイトに反映されます。
確認時のチェックポイント
プレビュー環境で確認するときは、以下の点をチェックすると良いでしょう。
表示の確認
- レイアウトが崩れていないか
- 画像が表示されているか
- テキストに誤字脱字がないか
動作の確認
- リンクが正しく機能するか
- フォームが送信できるか(テスト送信)
- ボタンやインタラクションが動くか
複数デバイスでの確認
- PC(デスクトップ)での表示
- スマホでの表示
- タブレットでの表示(必要に応じて)
問題があった場合
プレビューで問題を見つけた場合は、同じブランチで修正してプッシュすれば、プレビュー環境も自動で更新されます。
この問題を見つけました:〇〇
修正してプッシュしてください
修正 → プッシュ → プレビュー確認 → 問題なければマージ、という流れを繰り返します。
まとめ
- プレビュー環境で本番反映前に確認できる
- PRを使うと、変更内容を整理して管理できる
- マージ後は自動デプロイ、手動作業は不要
- 問題があれば修正してプッシュ、プレビューも自動更新
「確認してからマージ」という流れを身につけると、本番環境を壊すリスクを大幅に減らせます。最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れるとこの安心感が手放せなくなります。