Vercelのサービス活用 — データベース、定期実行、メール送信まで

ホスティング以外にも活用できるVercelの便利な機能を紹介

VercelKVQStashResendSpeed Insight
読了時間: 7分

はじめに

Vercelは「サイトを公開するためのサービス」というイメージが強いかもしれません。しかし実は、データベース、定期実行、メール送信など、アプリケーションに必要な機能も提供しています。

この記事では、VercelのStorage機能を中心に、サイト公開以外の便利な活用方法をご紹介します。

Vercel Storageとは

VercelのStorage機能は、Vercelのダッシュボードから直接利用できるデータ保存・処理サービスです。

Vercel KV
用途キー・バリュー型データ保存
イメージ設定値やセッション情報の保存
Vercel Postgres
用途リレーショナルデータベース
イメージユーザー情報や商品データの管理
Vercel Blob
用途ファイル保存
イメージ画像やPDFの保存
QStash
用途定期実行・遅延実行
イメージ毎日0時にデータ集計、など

これらを使うと、別途データベースサーバーを契約しなくても、ある程度の機能を実現できます。

データベース機能(KV、Postgres)

Vercel KV(キー・バリュー型)

シンプルなデータ保存に向いています。「この設定値を保存しておきたい」「一時的にデータをキャッシュしたい」といった用途に使えます。

Claude Codeに「Vercel KVを使ってデータを保存するコードを書いて」と指示すれば、適切な実装を提案してくれます。

Vercel Postgres(リレーショナル)

より本格的なデータ管理が必要な場合はPostgresが使えます。ユーザー情報、商品データ、注文履歴など、関連性のあるデータを管理するのに向いています。

定期実行機能(QStash)

QStashを使うと、決まった時間に処理を実行できます。いわゆる「cron(クーロン)」のような機能です。

活用例

  • 毎朝9時にレポートを生成してメール送信
  • 1時間ごとに外部APIからデータを取得
  • 毎月1日に月次集計を実行
QStashの動作イメージ
スケジュール設定

「毎日9時」などのスケジュールを設定

QStashがトリガー

設定した時刻になると自動で起動

APIを呼び出し

指定したエンドポイントにリクエスト

処理実行

アプリ側で定義した処理が動く

Claude Codeに「毎日朝9時にこの処理を実行したい」と伝えれば、QStashを使った実装を提案してくれます。

メール送信機能(Resend)

Resendはメール送信サービスです。Vercelのダッシュボードから連携できます。

活用例

  • お問い合わせフォームからの自動返信
  • 会員登録完了のお知らせ
  • パスワードリセットメール

「フォーム送信後にメールを送りたい」とClaude Codeに伝えれば、Resendを使った実装を提案してくれます。

Speed Insight(パフォーマンス分析)

Speed Insightは、サイトのパフォーマンスを測定・分析するサービスです。月額$10程度の追加費用がかかりますが、サイト改善に役立ちます。

確認できる指標

LCP
意味最大コンテンツの表示時間
目安2.5秒以内が良好
FID
意味最初の操作への応答時間
目安100ms以内が良好
CLS
意味レイアウトのズレ
目安0.1以内が良好
TTFB
意味最初のバイトまでの時間
目安速いほど良い

改善に活用する

Speed Insightで課題が見つかったら、その情報をClaude Codeに伝えて改善を依頼できます。

Speed InsightでLCPが3.2秒と表示されています。
改善できる箇所を調べて、修正してください。

Claude Codeは画像の最適化、コードの遅延読み込み、キャッシュ設定など、具体的な改善策を提案してくれます。

設定がわからないときは

これらのサービスの設定方法がわからない場合、いくつかの対処法があります。

Claude Codeに手順を書き出してもらう

「Vercel KVの設定手順をファイルに書き出して」と指示すれば、テキストで手順を出力してくれます。

公式ドキュメントを参照

Vercelの公式ドキュメントは充実しています。各サービスの「Docs」リンクから確認できます。

ChatGPTや他のAIに聞く

設定画面のスクリーンショットを見せながら「次に何をすればいい?」と聞くのも有効です。

注意点

無料枠の制限

各サービスには無料枠がありますが、制限があります。

Vercel KV
無料枠の目安256MB / 30,000リクエスト/日
Vercel Postgres
無料枠の目安256MB / 1,000時間/月
QStash
無料枠の目安500メッセージ/日
Speed Insight
無料枠の目安有料($10〜/月)

小規模なプロジェクトなら無料枠で十分なことが多いですが、規模が大きくなったら有料プランの検討が必要です。

連携の複雑さ

これらのサービスを組み合わせると、システムが複雑になりがちです。最初はシンプルに始めて、必要に応じて機能を追加していくのがおすすめです。

まとめ

  • Vercel Storageでデータベース機能を追加できる
  • QStashで定期実行が可能
  • Resendでメール送信機能を実装
  • Speed Insightでパフォーマンス改善
  • 設定がわからなければClaude CodeやChatGPTに相談

Vercelは「サイトを公開するだけ」ではなく、アプリケーション全体を支えるプラットフォームとして使えます。必要な機能を少しずつ追加していくと、できることがどんどん広がります。

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