Claude Code × GitHub × Vercel — 非エンジニアでもできるAI開発・公開ワークフロー

AIコーディングで作ったアプリやサイトを公開・管理するための実践的なシナリオを紹介

Claude CodeGitHubVercelAIコーディングデプロイ
読了時間: 14分

はじめに

Claude CodeやCursorといったAIコーディングツールの登場により、プログラミングの専門知識がなくても、Webサイトやアプリケーションを作成できる時代になりました。

しかし、「作ったはいいけれど、どうやって公開すればいいのか?」「更新や修正はどうすればいいのか?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、非エンジニアの視点から、Claude Code → GitHub → Vercel という組み合わせを使って、AIで作成したサイトやアプリを公開・管理するワークフローをご紹介します。専門的なコードの解説ではなく、考え方や工夫、「こういう方法もあるかもしれない」というアイディアを中心にお伝えします。

なぜこの組み合わせなのか

世の中にはさまざまなデプロイ方法がありますが、私が現在この組み合わせを選んでいる理由は以下の通りです。

Claude Code
役割AIコーディング
選んだ理由ターミナル上で動作し、プロジェクト全体を把握しながら開発できる
GitHub
役割バージョン管理
選んだ理由変更履歴を残せる、複数の作業状態を管理できる
Vercel
役割ホスティング・公開
選んだ理由GitHubと連携するだけで自動デプロイ、プレビュー機能が便利

もちろん、これが唯一の正解ではありません。NetlifyやCloudflare Pages、AWS Amplifyなど、他にも優れた選択肢はあります。ただ、非エンジニアにとっての「わかりやすさ」と「手間の少なさ」という点で、この組み合わせは現時点でかなり使いやすいと感じています。

全体の流れ

Claude Code × GitHub × Vercel ワークフロー
Claude Code / Cursor

AIでコードを作成・編集

git push
GitHub

ブランチで変更を管理

自動同期
プレビュー環境

ブランチごとに自動生成

本番環境

mainマージで自動デプロイ

基本的な流れはシンプルです。

  1. Claude CodeまたはCursorでコードを作成
  2. GitHubにプッシュ(ブランチを分けて)
  3. Vercelでプレビュー確認(自動でデプロイされる)
  4. 問題なければGitHubでPRを作成し、mainにマージ
  5. 本番環境に自動で反映

この流れが一度できてしまえば、あとは「作る → 確認する → 公開する」のサイクルを回すだけです。

開発ツールの使い分け

Claude CodeとCursorは、どちらもAIを活用したコーディングツールですが、使い分けることでより効率的に作業できます。

小規模なページやLP

HTMLを中心としたシンプルなページや、1枚もののランディングページを作る場合は、Cursorが便利です。GUIベースで操作でき、ファイルの作成や編集が視覚的にわかりやすいためです。

規模が大きくなったら

複数のファイルにまたがるプロジェクトや、APIを使った機能を追加したい場合は、ターミナル上でClaude Codeを起動して作業しています。プロジェクト全体を見渡しながら作業できるため、「このファイルを変更したら、あのファイルも直さないと」といった連携が必要な場面で力を発揮します。

GitHubへのプッシュとブランチ管理

作成したコードをGitHubにプッシュする際、私はClaude Codeに直接指示を出しています。

「このブランチ名でプッシュして」と伝えるだけで、Claude Codeがgitコマンドを実行してくれます。ブランチを分けることで、作業中の変更と本番環境を明確に分離できます。

たとえば、「新しいお問い合わせフォームを追加したい」という場合、feature/contact-formのようなブランチを作成してそこで作業すれば、本番サイトには影響を与えずに開発を進められます。

GitHub × Vercel連携の設定

GitHubとVercelを連携しておくと、GitHubにプッシュするだけで自動的にサイトがデプロイされるようになります。

設定方法は、VercelのプロジェクトからGitHubのリポジトリを選択して同期するだけです。一度設定すれば、あとは意識することなく自動で同期されます。

プレビュー確認とPRマージ

GitHubでブランチを切ってプッシュすると、Vercelは自動的にプレビュー(ステージング)環境を作成してくれます。

このプレビュー環境で実際の表示を確認し、問題がなければGitHubでPull Request(PR)を作成してmainブランチにマージします。マージが完了すると、Vercelが自動的に本番環境へデプロイしてくれます。

プレビューから本番への流れ
ブランチにプッシュ

Claude Codeで変更後、GitHubにプッシュ

プレビュー確認

Vercelが自動生成したプレビューURLで確認

PRを作成

問題なければGitHubでPull Requestを作成

マージ → 本番デプロイ

mainにマージすると自動で本番に反映

Vercelのサービス活用

Vercelは単なるホスティングサービスではありません。Storage機能として、データベース(KV、Postgres)、定期実行(QStash)、メール送信(Resend)なども提供しています。

これらのサービスを活用したコーディングも、Claude Codeで指示すれば対応してくれます。「設定がよくわからない」という場合は、Claude Codeにテキストベースで設定手順をファイルに書き出してもらったり、ChatGPTで確認したりすることもできます。

また、月額$10程度で利用できるSpeed Insightを使えば、サイトのパフォーマンスや使いやすさに関する課題が数値化されます。その課題点をClaude Codeに伝えて改善を依頼する、という使い方も可能です。

スプレッドシートとの連携

Webアプリとスプレッドシートを連携させたい場合、スプレッドシート側の処理は**Google Apps Script(GAS)**で書くのが便利なことがあります。

私の場合、Claude Codeに「やりたいこと」を伝えて、適当なファイルにGASのコードを書き出してもらいます。そのコードを精査してからスプレッドシート側で実行し、問題があればエラー内容をClaude Codeに伝えてコードを改善してもらいます。

このとき、Claude Codeはアプリ側の設計とGASの双方を調査して結果を返してくれるので、両方の整合性を保ちながら開発を進められます。

スマホと音声入力での運用

Claude CodeとGitHubを連携しておけば、スマホやWebブラウザから音声入力で修正指示を出すこともできます。

たとえば移動中に「ブログ記事を追加したい」と思ったら、スマホで音声入力して内容を伝え、到着する頃にはサイトにアップされている——そんな使い方も可能です。

プレビューでチェックして、GitHubでPRしてマージすれば本番反映。パソコンの前にいなくても、ちょっとした更新作業ができるのは便利です。

コストについて

気になるのはコストだと思います。小規模なプロジェクトであれば、意外と低コストで運用できます。

GitHub
プランFree
月額目安$0
Vercel
プランHobby
月額目安$0
Claude Code
プランAPI利用
月額目安$20程度〜

小規模であれば、GitHubもVercelも無料枠でなんとかギリギリ運用できます。Claude Codeは月$20程度からちまちま使えるので、低コストで「作る → 公開する」が実現できるのは、小規模事業者にとってありがたいポイントです。

もう少し規模が大きくなっても、Claude Code $100、Cursor $20、Vercel Pro $20に多少の従量課金を加えた程度で、複数のサイトやページを管理できます。この規模感でこのコスパは、かなり良いと感じています。

まとめ

Claude Code → GitHub → Vercel という組み合わせは、非エンジニアでも「作る → 確認する → 公開する」というサイクルを回しやすい構成です。

  • AIでコードを作成
  • GitHubで変更を管理
  • Vercelでプレビュー・本番デプロイ

この流れさえ覚えてしまえば、あとはアイディア次第でさまざまなサイトやアプリを公開できます。

もちろん、これ以外にも方法はたくさんあります。自分に合ったやり方を探しながら、AIコーディングの可能性を広げていってください。

関連記事

低コスト運用の考え方 — 無料枠から始めて必要に応じて拡張

小規模事業者でも始められる、Claude Code × GitHub × Vercelのコスト感

コスト無料枠低コスト運用

開発環境の使い分け — Claude CodeとCursorの役割分担

規模や目的に応じてAIコーディングツールを使い分けるコツ

Claude CodeCursor開発環境

GitHubプッシュとブランチ管理 — Claude Codeでバージョン管理

ブランチを使って本番環境を安全に保ちながら開発を進める方法

GitHubブランチプッシュ

GitHub × Vercel連携の設定 — 自動デプロイ環境を構築する

GitHubにプッシュするだけでサイトが公開される仕組みを作る

GitHubVercel連携

スマホと音声入力での運用 — 移動中でもサイト更新

Claude Code × GitHubで、場所を選ばずにコンテンツを追加・修正する方法

スマホ音声入力Claude Code

プレビュー確認とPRマージ — 安全に本番デプロイする流れ

ステージング環境で確認してから本番に反映するワークフロー

プレビューステージングPR

スプレッドシート × GAS連携 — Claude Codeとの協調作業のコツ

スプレッドシート側の処理はGASで、アプリ側との整合性はClaude Codeで

スプレッドシートGASClaude Code

Vercelのサービス活用 — データベース、定期実行、メール送信まで

ホスティング以外にも活用できるVercelの便利な機能を紹介

VercelKVQStash