年代別セグメントの作成

計算した年齢を元に20代・30代などの年代別セグメントを自動作成

HubSpot年代セグメントワークフロー年齢層
読了時間: 8分

この記事について

「顧客を年代別にセグメント分けしたい」「20代向け、30代向けなど年代別の施策を打ちたい」

計算プロパティで算出した年齢を元に、ワークフローを使って年代別のセグメントを自動作成する方法を解説します。

年代セグメントの作り方

年代セグメントを作成するには、以下の方法があります。

ワークフロー + プロパティ
仕組み年齢を判定して年代プロパティを更新
メリット/デメリットリストやフィルターで使いやすい
リストで直接絞り込み
仕組み年齢プロパティの範囲で絞り込み
メリット/デメリットシンプルだが毎回条件設定が必要
レポートでグループ化
仕組みレポート作成時に年齢をグループ化
メリット/デメリット分析用途のみ

推奨: ワークフロー + プロパティ方式

年代プロパティの作成

プロパティ設計

年代を格納するドロップダウンプロパティを作成します。

10代以下
対象年齢0-19歳
備考未成年
20代
対象年齢20-29歳
備考
30代
対象年齢30-39歳
備考
40代
対象年齢40-49歳
備考
50代
対象年齢50-59歳
備考
60代以上
対象年齢60歳以上
備考シニア層
不明
対象年齢誕生日未入力
備考デフォルト値

作成手順

  1. 設定 → プロパティ → コンタクト
  2. 「プロパティを作成」をクリック
  3. 以下を設定:
ラベル
設定値年代
内部名
設定値age_group
フィールドタイプ
設定値ドロップダウン選択
オプション
設定値10代以下、20代、30代、40代、50代、60代以上、不明

ワークフローで年代を自動設定

ワークフローの概要

年齢プロパティの値に応じて、年代プロパティを自動更新するワークフローを作成します。

年代自動設定ワークフロー
トリガー: 年齢プロパティが更新された

年齢の計算結果が変わったらワークフロー開始

条件分岐: 年齢は?

年齢の値で分岐

年代プロパティを更新

該当する年代をセット

設定手順

1. ワークフロー作成

  1. オートメーション → ワークフロー → 新規作成
  2. 「コンタクトベース」を選択
  3. 「ゼロから作成」を選択

2. トリガー設定

  1. トリガー: 「プロパティ値が変更されたとき」
  2. プロパティ: 「年齢」(計算プロパティ)

または

  1. トリガー: 「プロパティ値が既知」
  2. プロパティ: 「年齢」が値あり

3. 条件分岐の設定

分岐1: 20代

  • 条件: 年齢 が 20 以上 AND 年齢 が 29 以下
  • アクション: 年代プロパティを「20代」に設定

分岐2: 30代

  • 条件: 年齢 が 30 以上 AND 年齢 が 39 以下
  • アクション: 年代プロパティを「30代」に設定

(以下同様に各年代を設定)

ワークフローの構造

トリガー: 年齢プロパティ更新
  ↓
if/then分岐
  ├─ 年齢 < 20 → 年代を「10代以下」に設定
  ├─ 年齢 20-29 → 年代を「20代」に設定
  ├─ 年齢 30-39 → 年代を「30代」に設定
  ├─ 年齢 40-49 → 年代を「40代」に設定
  ├─ 年齢 50-59 → 年代を「50代」に設定
  └─ 年齢 >= 60 → 年代を「60代以上」に設定

年代別リストの作成

アクティブリストの作成

年代プロパティを条件にしたアクティブリストを作成します。

例: 30代リスト

  1. 連絡先 → リスト → リストを作成
  2. 「アクティブリスト」を選択
  3. 条件: 年代 が 30代 と等しい
  4. 保存

複数年代のリスト

マーケティング用途で複数年代をまとめたリストも有効です。

若年層リスト
条件年代 が 10代以下 OR 20代
用途若年向け施策
ミドル層リスト
条件年代 が 30代 OR 40代
用途ファミリー向け施策
シニア層リスト
条件年代 が 50代 OR 60代以上
用途シニア向け施策

年代別の活用シーン

メール配信の出し分け

20代
配信内容例トレンド情報、SNS連携、モバイル優先デザイン
30代
配信内容例ファミリー向け、時短・効率化訴求
40代
配信内容例品質・信頼性訴求、実績・事例紹介
50代以上
配信内容例シンプルなデザイン、電話サポート案内

ワークフローでの活用

年代をトリガーや条件にしたワークフローを設定できます。

年代別オンボーディング
トリガー: 新規顧客登録

新規顧客がCRMに登録

条件: 年代は?

年代プロパティで分岐

年代別のウェルカムメール

20代→カジュアルなトーン / 50代以上→丁寧なトーン

広告ターゲティング

HubSpotから広告プラットフォームにリストを連携し、年代別の広告配信が可能です。

連携可能なプラットフォーム:

  • Facebook/Instagram広告
  • Google広告
  • LinkedIn広告

マーケティング用の年齢層分類

年代(10歳刻み)以外に、マーケティング用途に合わせた年齢層プロパティも有効です。

年齢層の例

Z世代
年齢範囲〜27歳
マーケティング視点デジタルネイティブ
ミレニアル世代
年齢範囲28-43歳
マーケティング視点SNS・体験重視
X世代
年齢範囲44-59歳
マーケティング視点安定・品質重視
ベビーブーマー
年齢範囲60歳〜
マーケティング視点伝統・信頼重視

設定方法

年代プロパティと同様に、ワークフローで年齢を判定して年齢層プロパティを更新します。

既存データへの適用

一括更新

ワークフローを作成した後、既存のコンタクトに対して一括で年代を設定します。

方法1: ワークフローへの手動登録

  1. 対象コンタクトのリストを作成
  2. ワークフローに手動で一括登録

方法2: 再登録トリガーの設定

  1. ワークフローの再登録を有効化
  2. トリガー条件を満たすコンタクトが自動で再登録

注意点

計算プロパティの更新タイミング

年齢(計算プロパティ)の更新は即時ではないため、年代プロパティの更新にもタイムラグがあります。

年齢計算の誤差

計算プロパティの年齢は概算値のため、境界付近(例: 29歳と30歳の境)で誤差が生じる可能性があります。

対策:

  • 年代の境界を厳密にしすぎない
  • 必要に応じてマージン(例: 30代を29-40歳)を設ける

まとめ

年代別セグメント作成のポイントをまとめます。

  • 年代プロパティを作成: ドロップダウン型で年代を格納
  • ワークフローで自動更新: 年齢から年代を自動判定
  • リストで活用: 年代別のアクティブリストを作成
  • 施策に活用: メール配信、広告、ワークフローで年代別対応

年代セグメントを活用して、顧客に合わせたパーソナライズマーケティングを実現しましょう。

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