この記事について
「顧客を年代別にセグメント分けしたい」「20代向け、30代向けなど年代別の施策を打ちたい」
計算プロパティで算出した年齢を元に、ワークフローを使って年代別のセグメントを自動作成する方法を解説します。
年代セグメントの作り方
年代セグメントを作成するには、以下の方法があります。
推奨: ワークフロー + プロパティ方式
年代プロパティの作成
プロパティ設計
年代を格納するドロップダウンプロパティを作成します。
作成手順
- 設定 → プロパティ → コンタクト
- 「プロパティを作成」をクリック
- 以下を設定:
ワークフローで年代を自動設定
ワークフローの概要
年齢プロパティの値に応じて、年代プロパティを自動更新するワークフローを作成します。
年齢の計算結果が変わったらワークフロー開始
年齢の値で分岐
該当する年代をセット
設定手順
1. ワークフロー作成
- オートメーション → ワークフロー → 新規作成
- 「コンタクトベース」を選択
- 「ゼロから作成」を選択
2. トリガー設定
- トリガー: 「プロパティ値が変更されたとき」
- プロパティ: 「年齢」(計算プロパティ)
または
- トリガー: 「プロパティ値が既知」
- プロパティ: 「年齢」が値あり
3. 条件分岐の設定
分岐1: 20代
- 条件: 年齢 が 20 以上 AND 年齢 が 29 以下
- アクション: 年代プロパティを「20代」に設定
分岐2: 30代
- 条件: 年齢 が 30 以上 AND 年齢 が 39 以下
- アクション: 年代プロパティを「30代」に設定
(以下同様に各年代を設定)
ワークフローの構造
トリガー: 年齢プロパティ更新
↓
if/then分岐
├─ 年齢 < 20 → 年代を「10代以下」に設定
├─ 年齢 20-29 → 年代を「20代」に設定
├─ 年齢 30-39 → 年代を「30代」に設定
├─ 年齢 40-49 → 年代を「40代」に設定
├─ 年齢 50-59 → 年代を「50代」に設定
└─ 年齢 >= 60 → 年代を「60代以上」に設定
年代別リストの作成
アクティブリストの作成
年代プロパティを条件にしたアクティブリストを作成します。
例: 30代リスト
- 連絡先 → リスト → リストを作成
- 「アクティブリスト」を選択
- 条件: 年代 が 30代 と等しい
- 保存
複数年代のリスト
マーケティング用途で複数年代をまとめたリストも有効です。
年代別の活用シーン
メール配信の出し分け
ワークフローでの活用
年代をトリガーや条件にしたワークフローを設定できます。
新規顧客がCRMに登録
年代プロパティで分岐
20代→カジュアルなトーン / 50代以上→丁寧なトーン
広告ターゲティング
HubSpotから広告プラットフォームにリストを連携し、年代別の広告配信が可能です。
連携可能なプラットフォーム:
- Facebook/Instagram広告
- Google広告
- LinkedIn広告
マーケティング用の年齢層分類
年代(10歳刻み)以外に、マーケティング用途に合わせた年齢層プロパティも有効です。
年齢層の例
設定方法
年代プロパティと同様に、ワークフローで年齢を判定して年齢層プロパティを更新します。
既存データへの適用
一括更新
ワークフローを作成した後、既存のコンタクトに対して一括で年代を設定します。
方法1: ワークフローへの手動登録
- 対象コンタクトのリストを作成
- ワークフローに手動で一括登録
方法2: 再登録トリガーの設定
- ワークフローの再登録を有効化
- トリガー条件を満たすコンタクトが自動で再登録
注意点
計算プロパティの更新タイミング
年齢(計算プロパティ)の更新は即時ではないため、年代プロパティの更新にもタイムラグがあります。
年齢計算の誤差
計算プロパティの年齢は概算値のため、境界付近(例: 29歳と30歳の境)で誤差が生じる可能性があります。
対策:
- 年代の境界を厳密にしすぎない
- 必要に応じてマージン(例: 30代を29-40歳)を設ける
まとめ
年代別セグメント作成のポイントをまとめます。
- 年代プロパティを作成: ドロップダウン型で年代を格納
- ワークフローで自動更新: 年齢から年代を自動判定
- リストで活用: 年代別のアクティブリストを作成
- 施策に活用: メール配信、広告、ワークフローで年代別対応
年代セグメントを活用して、顧客に合わせたパーソナライズマーケティングを実現しましょう。