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「見込み度の高いリードを優先的にフォローしたい」「ロイヤルティの高い顧客を特定したい」
HubSpotのスコアリング機能を活用すると、顧客の行動や属性に基づいてポイントを付与し、セグメント分けを自動化できます。
スコアリングとは
スコアリングとは、コンタクトの特定の行動や属性に対してポイントを加算・減算し、数値で優先度や関心度を可視化する仕組みです。
スコアリングの基本
HubSpotのスコアタイプ
HubSpotでは、以下の3種類のスコアを設定できます。
2種類のスコアリング戦略
効果的なスコアリングには、リード段階と顧客段階で異なるスコアを設定することが有効です。
見込み客の転換可能性を評価
既存顧客のロイヤルティを評価
高スコア→優先フォロー / 低スコア→リエンゲージメント
リードスコアリング
リード(見込み客)の段階では、「顧客になりやすい」傾向を持つコンタクトを特定します。
スコアリング対象の例:
- Webサイトのアクセス頻度
- 資料ダウンロード
- メールへの反応
- 属性(業種、従業員数、役職)
顧客スコアリング
顧客になった後は、「アップセル・クロスセルに至りやすい」または「ロイヤルティが高い」顧客を特定します。
スコアリング対象の例:
- 製品・サービスの利用頻度
- サポートへの問い合わせ(解決満足度)
- 追加機能への関心
- 紹介・口コミ活動
スコアリングの設定方法
1. スコアプロパティの作成
HubSpotでスコアリングを設定すると、自動的にスコア用のプロパティが作成されます。
作成されるプロパティ:
- スコア値(数値)
- スコアカテゴリ(Hot/Warm/Cold等)
2. スコア条件の設定
スコアを加算・減算する条件を設定します。
3. スコア減衰の設定
時間経過でスコアを減らす「スコア減衰」を設定することで、直近のアクティブ度を反映できます。
減衰の例:
- 30日間アクション無し → -5点
- 60日間アクション無し → -10点
- 90日間アクション無し → -20点
4. しきい値カテゴリの設定
スコアの範囲に応じてカテゴリを設定します。
スコアの活用方法
ワークフローとの連携
スコアをトリガーにしたワークフローを設定できます。
Hotリードを検知
「〇〇様がHotリードになりました」
翌営業日までにコール
リストでのセグメント
スコアを条件にしたリストを作成し、ターゲットを抽出できます。
リスト例:
- Hotリード一覧(スコア80点以上)
- 直近30日でスコア上昇したリード
- スコア減少中の顧客(要フォロー)
レポートでの分析
スコア分布をレポートで可視化し、マーケティング施策の効果を分析できます。
分析例:
- スコア別のコンバージョン率
- 高スコアリードの共通特性
- スコアと売上の相関
詳細記事
スコアリングの詳細な設定と活用方法については、以下の記事で解説しています。
リードスコアリングの設定
リード段階でのスコアリング設計、条件設定、しきい値の決め方を解説します。
顧客スコアリングでLTV拡大
顧客になった後のスコアリングで、アップセル・クロスセルの機会を逃さない方法を解説します。
スコアを活用したセグメント事例
実際のビジネスシーンでのスコア活用例を紹介します。
スコアリング設計のコツ
1. シンプルに始める
最初から複雑な条件を設定せず、主要な条件だけでスタートします。
最初に設定すべき条件:
- メール開封(+5点)
- 資料ダウンロード(+10点)
- 料金ページ閲覧(+15点)
- 問い合わせフォーム送信(+20点)
2. データに基づいて調整
運用しながら、実際のコンバージョンデータに基づいてスコア配点を調整します。
確認ポイント:
- 高スコアのリードは実際に転換しているか?
- 転換したリードの共通行動は何か?
3. 定期的に見直す
ビジネス状況や顧客行動の変化に応じて、スコア条件を定期的に見直します。
まとめ
HubSpotスコアリングのポイントをまとめます。
- 2種類のスコア設計: リード段階と顧客段階で異なるスコアを
- 行動と属性の組み合わせ: エンゲージメントとフィットの両面で評価
- スコア減衰の活用: 直近のアクティブ度を反映
- ワークフロー連携: スコア変化をトリガーに自動アクション
スコアリングを活用して、優先すべき顧客を可視化し、効率的なセールス・マーケティング活動を実現しましょう。