成約トリガーによるフォローアップ設定

契約・成約をきっかけに、日数経過で自動フォローアップを実行

HubSpotワークフローフォローアップオンボーディング取引時間経過
読了時間: 9分

この記事について

「契約後30日で活用状況を確認したい」「サービス開始から7日後にフォローメールを送りたい」

HubSpotのワークフローでは、取引の成約やCRMプロパティの変更をトリガーとして、指定日数後にフォローアップアクションを自動実行できます。

成約トリガーの基本

トリガーとして使える条件

成約をきっかけにワークフローを開始する場合、以下の条件をトリガーとして設定できます。

取引ステージ変更
設定例「受注」ステージに変更
用途受注後のオンボーディング
取引プロパティ更新
設定例「契約開始日」が設定された
用途契約開始からのカウント
コンタクトプロパティ
設定例「顧客ステータス」が「契約中」に変更
用途ステータス変更時のフォロー
日付プロパティ
設定例「サービス開始日」から起算
用途開始日基準のシーケンス

遅延アクションの種類

HubSpotワークフローでは、以下の遅延(ディレイ)設定が可能です。

固定期間
説明○日後、○時間後
用途契約から30日後にメール
日付プロパティ基準
説明指定プロパティの日付まで
用途契約終了日の30日前に通知
曜日指定
説明次の月曜日まで
用途営業日に合わせた配信
時間帯指定
説明次の午前10時まで
用途適切な時間帯に配信

実装パターン

パターン1: オンボーディングシーケンス

新規契約後に、段階的なオンボーディングメールを送信します。

オンボーディングシーケンス
トリガー: 取引ステージが「受注」に変更

契約成立でシーケンス開始

即時: ウェルカムメール送信

「ご契約ありがとうございます」+初期設定ガイド

3日後
メール: 初期設定の確認

「初期設定は完了しましたか?」+サポート案内

7日後
メール: 活用のコツ

「より活用いただくためのヒント」

14日後
メール: 追加機能のご案内

「さらに便利な機能をご紹介」

30日後
タスク: 1ヶ月フォローコール

担当者にフォローコールのタスクを作成

パターン2: 契約更新リマインド

契約終了日に向けて、段階的にリマインドを送信します。

契約更新リマインド
トリガー: 契約終了日の90日前

日付プロパティ「契約終了日」から起算

社内通知: 更新時期のお知らせ

担当者に「〇〇様の契約更新が近づいています」

60日前
顧客メール: 更新のご案内

「契約更新時期が近づいています」

30日前
タスク: 更新確認コール

担当者にタスク作成

14日前
緊急通知: 更新期限間近

Slackに緊急通知

パターン3: サービス利用状況に応じたフォロー

契約後の利用状況に応じて、フォロー内容を分岐させます。

利用状況フォロー
トリガー: 契約開始から14日後

契約から2週間経過

条件分岐: ログイン回数は?

過去14日のログイン回数で分岐

結果

5回以上 → 「活用いただきありがとうございます」+追加機能案内 / 1-4回 → 「お困りのことはありませんか?」+サポート案内 / 0回 → 担当者に緊急タスク「利用促進フォロー」

複合トリガーの活用

成約 × 商品種別

購入した商品やサービスに応じて、異なるフォローアップシーケンスを実行します。

基本プラン
フォローアップ内容基本機能の活用ガイド
タイミング7日後、14日後、30日後
プレミアムプラン
フォローアップ内容高度な機能の活用セミナー案内
タイミング7日後に案内
コンサルティング
フォローアップ内容担当コンサルタントからの連絡
タイミング即日
年間契約
フォローアップ内容四半期レビューの案内
タイミング90日ごと

成約 × 顧客属性

顧客の属性に応じて、フォロー内容をパーソナライズします。

業種: 製造業
フォロー内容製造業向け活用事例を送付
従業員数: 100名以上
フォロー内容大規模導入のベストプラクティス
流入元: セミナー
フォロー内容セミナー内容の振り返り資料

設定手順

1. 日付プロパティの準備

時間経過でのフォローアップには、基準となる日付プロパティが必要です。

準備すべき日付プロパティ:

  • 契約開始日
  • サービス開始日
  • 契約終了日
  • 初回ログイン日

2. ワークフローの作成

コンタクトベースのワークフロー:

  1. トリガー: コンタクトプロパティの変更または日付プロパティ基準
  2. 遅延: 固定期間または日付基準
  3. アクション: メール送信、タスク作成、通知

取引ベースのワークフロー:

  1. トリガー: 取引ステージ変更
  2. アクション: 関連コンタクトへのメール送信

3. 分岐条件の設定

フォロー内容をパーソナライズするための分岐条件を設定します。

分岐に使える条件:

  • 購入商品・プラン
  • 顧客属性(業種、規模)
  • 利用状況(ログイン回数、機能利用)

注意点

再登録の設定

同じコンタクトが再度契約した場合に、ワークフローを再実行するかどうかを設定します。

設定方法:

  • ワークフロー設定 → 再登録 → 「再登録を許可する」
  • 再登録のトリガー条件を指定

除外条件の設定

フォローアップが不要なケースを除外します。

除外すべきケース:

  • 契約キャンセル済み
  • サポート対応中
  • メール配信解除済み

営業日・営業時間の考慮

メール配信やタスク作成は、営業日・営業時間を考慮して設定します。

設定方法:

  • 遅延アクションで「曜日指定」を追加
  • 「時間帯指定」で営業時間内に配信

効果測定

測定すべき指標

メール開封率
目的コンテンツの関心度
測定方法ワークフロー分析
クリック率
目的アクションへの関心度
測定方法ワークフロー分析
解約率
目的フォローの効果
測定方法契約更新状況との相関
NPS
目的顧客満足度
測定方法フォロー前後の比較

まとめ

成約トリガーによるフォローアップ設定のポイントをまとめます。

  • 日付プロパティを整備: フォローの基準となる日付を記録
  • 段階的なシーケンス設計: 一度に送らず、段階的にフォロー
  • 利用状況に応じた分岐: 画一的でないパーソナライズしたフォロー
  • 除外条件の設定: 不要なフォローを防ぐ条件を忘れずに

契約後の適切なフォローアップで、顧客の定着率向上と長期的な関係構築を実現しましょう。

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