ページアクセスを活用したサポート案内

Webサイト閲覧履歴を元にした自動サポート・関連コンテンツ配信

HubSpotワークフローページ閲覧トラッキングサポート行動ベース
読了時間: 7分

この記事について

「FAQページを何度も見ている人に、サポート窓口を案内したい」「特定の機能ページを見た人に、関連資料を送りたい」

HubSpotのトラッキング機能とワークフローを組み合わせることで、Webサイトの閲覧行動に基づいた自動案内を実現できます。

ページアクセストリガーの仕組み

HubSpotでは、トラッキングコードが設置されたWebサイトでの閲覧履歴を記録し、ワークフローのトリガーとして活用できます。

記録される情報

閲覧ページURL
内容訪問したページのパス
活用例特定ページ閲覧でトリガー
閲覧回数
内容同一ページの訪問回数
活用例複数回閲覧でトリガー
閲覧日時
内容最終閲覧日時
活用例最近閲覧した人に配信
セッション情報
内容訪問回数・滞在時間
活用例エンゲージメント判定

トリガー設定の条件

ワークフローでページ閲覧をトリガーにする場合、以下の条件を設定できます。

  • ページURL: 特定のURLを含む/一致する
  • 閲覧回数: ○回以上閲覧
  • 閲覧日時: 過去○日以内に閲覧

実装パターン

パターン1: サポートページ閲覧者へのフォロー

FAQやヘルプページを複数回閲覧している人に、サポート窓口を案内します。

サポートページ閲覧フォロー
トリガー: /support/ を含むページを3回以上閲覧

サポート関連ページを複数回見ている人を検知

条件: 過去7日以内の閲覧か?

直近の閲覧者のみを対象に

サポート窓口案内メールを送信

「お困りのことはありませんか?サポート窓口のご案内」

設定のポイント:

  1. URL条件: /support//help/ など、サポート関連ページに共通するパスで指定
  2. 閲覧回数: 1回だけでは誤検知が多いため、3回以上など複数回を条件に
  3. 除外条件: 既にサポートチケット対応中の人は除外

パターン2: 機能ページ閲覧者への資料送付

特定の機能や製品ページを閲覧した人に、関連資料を送付します。

/features/analytics/
送付資料分析機能の詳細ガイド
タイミング閲覧1日後
/features/automation/
送付資料自動化活用事例集
タイミング閲覧1日後
/pricing/
送付資料料金プラン比較表
タイミング閲覧即時
/case-studies/
送付資料導入事例詳細PDF
タイミング閲覧1日後

パターン3: 料金ページ閲覧者への営業フォロー

料金ページを閲覧した人は検討度が高いと判断し、営業担当に通知します。

料金ページ閲覧通知
トリガー: /pricing/ ページを閲覧

料金ページを見た人を検知

条件分岐

既存顧客か? → Yes: CSMに通知(アップセル検討中かも)/ No: 営業担当に通知(新規検討中)

担当者にSlack通知+タスク作成

「〇〇様が料金ページを閲覧しました」

複合条件の活用

ページ閲覧だけでなく、他の条件と組み合わせることで、より精度の高いターゲティングが可能です。

閲覧 × プロパティの組み合わせ

/enterprise/ ページ閲覧
プロパティ条件従業員数100名以上
アクションエンタープライズ営業に通知
/api-docs/ ページ閲覧
プロパティ条件業種: IT
アクション技術資料を送付
/blog/marketing/ を複数閲覧
プロパティ条件ライフサイクル: リード
アクションマーケティング事例集を送付

閲覧 × 取引の組み合わせ

/upgrade/ ページ閲覧
取引条件現在スタンダードプラン
アクションアップグレード案内メール
/cancel/ ページ閲覧
取引条件契約中
アクション解約防止のフォロー連絡
/add-on/ ページ閲覧
取引条件年間契約中
アクション追加オプション案内

設定手順

1. トラッキングコードの設置確認

ページ閲覧をトリガーにするには、対象ページにHubSpotトラッキングコードが設置されている必要があります。

確認方法:

  • HubSpot管理画面 → 設定 → トラッキングコード
  • 対象サイトがトラッキング対象に含まれているか確認

2. ワークフローの作成

  1. オートメーション → ワークフロー → 新規作成
  2. 「コンタクトベース」を選択
  3. トリガー設定で「ページビュー」を選択
  4. URL条件と回数を設定

3. 条件分岐の設定

必要に応じて、コンタクトプロパティや取引情報での分岐を追加します。

4. アクションの設定

  • メール送信
  • Slack通知
  • タスク作成
  • プロパティ更新

注意点

Cookieとトラッキングの制限

ページ閲覧のトラッキングは、ブラウザのCookieに依存します。

注意すべき点:

  • シークレットモードでは追跡できない
  • Cookie同意を拒否した訪問者は追跡できない
  • 異なるデバイス間の行動は紐づかない

既知のコンタクトのみ対象

ワークフローのトリガーとして使えるのは、HubSpotで既にコンタクトとして認識されている人のみです。

コンタクトとして認識される条件:

  • フォームを送信した
  • メールのリンクをクリックした
  • チャットで会話した

メール配信頻度の管理

ページ閲覧のたびにメールを送ると、配信過多になる可能性があります。

対策:

  • ワークフローの再登録設定を適切に管理
  • 同じメールは一定期間送らない設定を追加
  • 抑制リストを活用

まとめ

ページアクセスを活用したサポート案内のポイントをまとめます。

  • 閲覧パターンを定義: どのページの閲覧が何を意味するか整理
  • 複合条件で精度向上: プロパティや取引情報と組み合わせる
  • 適切なアクション設計: 閲覧内容に応じた案内を準備
  • 配信頻度の管理: 過剰な配信を防ぐ設定を忘れずに

Webサイトの閲覧行動を活かして、顧客が求めている情報を適切なタイミングで届けましょう。

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