この記事について
「HubSpotに興味はあるけど、サイト全体を移行するのは大変…」「まずはフォームだけ使ってみたい」
そんな方におすすめなのが、既存サイトにHubSpotフォームを埋め込む方法です。最も手軽にHubSpotを始められます。
フォームだけでも十分価値がある
HubSpotのフォーム機能だけでも、以下のことができます。
訪問者がフォーム送信(問い合わせ、資料請求、セミナー申し込みなど)
コンタクトとして登録、送信内容を記録、訪問履歴も紐づけ
サンクスメールを自動送信、担当者に通知、ワークフローで自動ナーチャリング
通常のフォームとの違い
WordPressの「Contact Form 7」などと比べて、HubSpotフォームは何が違うのでしょうか?
比較表
| 機能 | Contact Form 7 | HubSpotフォーム |
|---|---|---|
| フォーム作成 | ○ | ◎(ドラッグ&ドロップ) |
| 送信通知 | メールのみ | メール+Slack等 |
| データ保存 | なし(メールのみ) | CRMに自動保存 |
| 訪問履歴 | なし | 自動で紐づけ |
| 自動返信 | △(要設定) | ◎(簡単設定) |
| フォロー自動化 | なし | ワークフロー連携 |
| 分析 | なし | 送信数、コンバージョン率 |
| 費用 | 無料 | 無料〜 |
HubSpotフォームの強み
- 送信データがCRMに蓄積: 過去の問い合わせ履歴をいつでも確認
- 訪問履歴との紐づけ: 「この人は問い合わせ前にどのページを見ていたか」がわかる
- 自動化との連携: フォーム送信をトリガーにメールやタスクを自動作成
埋め込み方法
HubSpotフォームを既存サイトに埋め込む方法は、主に3つあります。
方法1: 埋め込みコード(最も簡単)
HubSpotで生成された埋め込みコードを、サイトに貼り付けます。
手順:
- HubSpotでフォームを作成
- 「埋め込み」タブから埋め込みコードをコピー
- WordPressの任意のページにコードを貼り付け
メリット:
- 数分で完了
- 特別な知識不要
デメリット:
- デザインの調整が限定的
方法2: HubSpot WordPressプラグイン
WordPressを使っている場合、公式プラグインが便利です。
手順:
- WordPressに「HubSpot」プラグインをインストール
- HubSpotアカウントと連携
- ブロックエディタから「HubSpot Form」を選択
メリット:
- ブロックエディタから簡単に挿入
- トラッキングコードも自動設置
方法3: API連携(高度)
既存フォームのデザインを維持したまま、送信データをHubSpotに送る方法です。
メリット:
- 完全にデザインをコントロール
- 既存フォームをそのまま活用
デメリット:
- 開発スキルが必要
フォーム作成のステップ
HubSpotでフォームを作成する手順を紹介します。
ステップ1: フォームを新規作成
- HubSpotにログイン
- マーケティング → リード獲得 → フォーム
- 「フォームを作成」をクリック
ステップ2: フィールドを設定
ドラッグ&ドロップでフィールドを追加します。
よく使うフィールド:
- メールアドレス(必須)
- 氏名
- 会社名
- 電話番号
- お問い合わせ内容(テキストエリア)
ステップ3: オプション設定
送信後の動作:
- サンクスメッセージを表示
- 別ページにリダイレクト
- サンクスメールを送信
通知設定:
- 送信があったらメールで通知
- Slackに通知
ステップ4: 公開・埋め込み
フォームを公開して、埋め込みコードを取得します。
活用例
例1: 問い合わせフォーム
基本的な問い合わせフォームをHubSpotに置き換えます。
設定:
- フィールド: 名前、メール、会社名、内容
- 送信後: サンクスメッセージ表示
- 通知: 担当者にメール通知
- 自動化: サンクスメールを自動送信
例2: 資料請求フォーム
ホワイトペーパーやカタログの請求フォームです。
設定:
- フィールド: 名前、メール、会社名、役職
- 送信後: 資料ダウンロードページにリダイレクト
- 自動化: 1週間後にフォローメールを送信
例3: セミナー申し込みフォーム
イベントやウェビナーの申し込みフォームです。
設定:
- フィールド: 名前、メール、会社名、参加希望日
- 送信後: 確認メールを自動送信
- 自動化: 開催前日にリマインドメールを送信
訪問履歴との連携
HubSpotフォームの最大の強みは、訪問履歴との連携です。
トラッキングコードを設置
フォームだけでなく、トラッキングコードもサイトに設置すると、以下がわかるようになります。
- フォーム送信前に、どのページを見ていたか
- 何回サイトを訪問したか
- どのリンク(広告、メール等)から来たか
営業への活用
この情報があれば、営業担当は事前準備ができます。
| 訪問履歴 | 営業への示唆 |
|---|---|
| 製品ページを3回閲覧後に問い合わせ | 興味が高い、具体的な検討段階 |
| 価格ページを閲覧 | 費用感が気になっている可能性 |
| ブログの特定記事から流入 | その記事のテーマに関する課題を抱えている |
注意点
1. 既存フォームとの整理
HubSpotフォームを導入したら、既存フォーム(Contact Form 7など)は停止しましょう。両方稼働していると、データが分散してしまいます。
2. プライバシーポリシーの更新
HubSpotでデータを管理することになるため、プライバシーポリシーの更新が必要な場合があります。
3. スパム対策
HubSpotフォームにはreCAPTCHAやスパムフィルターが組み込まれていますが、必要に応じて追加設定しましょう。
よくある質問
Q: 無料で使える?
A: はい、HubSpotフォームは無料プランでも使えます。
無料プランの制限:
- HubSpotのロゴが表示される
- 高度な自動化機能は制限あり
Q: デザインは変えられる?
A: ある程度カスタマイズ可能です。
- 色、フォント、余白の調整
- CSSでの詳細なカスタマイズ(有料プラン)
Q: 既存のフォームデータは移行できる?
A: CSVインポートで移行可能です。過去の問い合わせ履歴をHubSpotに取り込めます。
Q: 複数サイトで使える?
A: はい、複数のサイトに同じフォームを埋め込んだり、サイトごとに別のフォームを使い分けることもできます。
次のステップ
フォーム連携がうまくいったら、次のステップを検討しましょう。
ステップ1: 自動化を設定
フォーム送信をトリガーに、メールやタスクを自動作成する設定を追加します。
ステップ2: チャットボットを追加
問い合わせの入り口を増やすために、チャットボットも検討してみてください。
ステップ3: 分析を活用
どのフォームからの問い合わせが多いか、どのページ経由が多いかを分析し、改善につなげましょう。
まとめ
HubSpotフォームだけの導入でも、以下が実現します。
- リード管理の自動化: 問い合わせがCRMに自動登録
- 訪問履歴の可視化: どのページを見て問い合わせしたかがわかる
- フォローの自動化: サンクスメール、担当者通知を自動化
- 分析: フォームのパフォーマンスを可視化
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 導入コスト | 無料〜、数時間で完了 |
| 既存サイトへの影響 | 最小限 |
| 得られる効果 | リード管理の効率化 |
「まずは試してみたい」という方に、最もおすすめの始め方です。