複数倉庫を使う理由
海外ブランドの商品を扱う場合、すべての在庫を日本に置くのは現実的ではありません。人気商品は日本倉庫に、それ以外は海外倉庫(本国)から取り寄せる、という運用が効率的です。
このプロジェクトでは、日本倉庫と海外倉庫の在庫を別々に管理し、お客様に適切な納期を表示する仕組みを設計しました。
在庫タイプと納期
| 在庫タイプ | 説明 | 納期目安 |
|---|---|---|
| 日本在庫 | 日本倉庫にある在庫 | 即納可能 |
| 海外在庫 | 海外倉庫にある在庫 | 数週間 |
| 在庫なし | どちらにも在庫がない | 販売不可 |
お客様への表示
商品ページでは、在庫状況に応じて異なるメッセージを表示します。
- 日本在庫あり: 「即納可能」「すぐにお届けできます」
- 海外在庫のみ: 「お届けまで約○週間」「取り寄せ商品」
- 在庫なし: 「在庫切れ」「入荷通知を受け取る」
これにより、お客様は購入前に納期を把握でき、期待と実際のズレを防げます。
在庫データの取得
ロケーション別の在庫数
Shopify Admin APIを使って、倉庫ごとの在庫数を取得します。各倉庫はロケーションIDで識別されます。
取得した在庫数を、「日本在庫」「海外在庫」としてサイト側で扱いやすい形に変換します。
サイズ・カラーごとの在庫
商品には複数のバリエーション(サイズ、カラーなど)があります。バリエーションごとに、各倉庫の在庫数を管理しています。
例えば「Mサイズ・ブラック」は日本在庫あり、「Lサイズ・ブラック」は海外在庫のみ、といった細かい管理が可能です。
在庫判定のロジック
取り寄せ注文への対応
海外在庫のみの商品でも、お客様が納期に納得すれば購入できます。
取り寄せの説明
「カートに追加」ボタンの近くに、取り寄せ商品であることと納期の目安を明記します。お客様が見落とさないよう、視覚的に目立つ表示にしています。
注文後の流れ
取り寄せ注文を受けたら、海外倉庫から日本への発送を手配します。お客様への発送はこちらに届いてからになるため、通常より時間がかかることを事前にお伝えしています。
メリット
在庫コストの削減
全商品を日本に在庫する必要がないため、倉庫コストを抑えられます。売れ筋商品だけを日本に置き、それ以外は取り寄せで対応します。
品揃えの拡大
海外在庫も販売対象にできるため、お客様に提供できる商品数が増えます。「売り切れ」ではなく「取り寄せ可能」として販売できます。
期待管理
在庫状況と納期を明確に表示することで、お客様の期待と実際の納期のズレを防ぎます。クレームやキャンセルの減少につながります。
まとめ
複数倉庫の在庫管理により、コスト効率と品揃えを両立できます。在庫状況をわかりやすく表示することで、お客様にも安心して購入していただけます。